「金の集まるところに、人は集まる」・・・のか?

ふと、「拙ブログはgoogleに引っかかるのか?」と思い、検索してみたところ、前回の記事が、戀塚昭彦(ニコ動の中の人)氏にブックマークされているのを発見しました。
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どうやら、ニコ動関連の記事をマジメに書くと、結構な確率でブックマークしてくれるらしいのですが、ミーハーの僕としては非常に嬉しい。
なにより「ニコ生ドラマ企画」の宣伝や、参加者を募る上で有益なこと、この上ありません。戀塚さんに感謝いたします。

さっそく本日の放送で、「ニコ動の中の人も見てるんだぞ!、お前らチャンスだぞ!、企画に参加して時代を作っちゃおうぜ!」とかなんとか、大言壮語したいと思います(笑)。

そういえば、前回の「ニコ生論壇」企画や、今回の企画に参加を呼びかける際、「大言壮語は人を惹きつける」ということを、僕自身で実感しました。
「こういう意図で、こういう企画があって、こういう事をやりたいんだけど、参加してください」と現実的に呼びかけるより、大きなイメージを持って大言壮語したほうが(重言か?)、人には魅力的に見えるのかもしれませんね。

昔、オノ・ヨーコが「一人で見る夢は夢でしかない。しかし、誰かと見る夢は現実だ。」と言ったそうですが、大言壮語している僕も、誰かに語ることで、段々と実現できる気がしてくるのです(不思議だw)。
ちょっとインテリっぽい言葉で表現するなら、まさに「共同幻想」といったところでしょうか。(こんな軽い使い方してしまって、吉本隆明さんゴメンナサイ!)

しかし「幻想」だろうが何だろうが、公言して、賛同してくれる方がいる以上は、かならず実行しなければなりません。
敢えて大風呂敷を広げることによって、僕自身、自分を追い込んで「実行せざる得ない」状況を作りだしているのも事実です。
そんなわけで、本企画は(クオリティはどうあれ)必ず実現させたいと思っています。


ってことで、前回予告した「著作権」と「お金」についてです。

前回少し触れたように、有志が無償で行う企画ですから、当然かかる経費は「手弁当」になります。
交通費、場所代(宿泊費)、機材、食事代・・・等々、ある程度のお金はかかってしまう。
しかし、「自分で持ち出してまで、一銭の得にもならないことをする」ことこそ、人々の耳目を惹く、重要な「要素」だと僕は思います。

ニコニコ動画にも言えることですが、「スポンサードを受けたプロが、商行為として表現」しても、視聴者に「共有感」は生まれません。
表現者がプロであれば、表現へ対価が支払われるわけですから、当然評価も厳しくなる。いわば「生産者−消費者」の関係性であって、消費者同士の「共有」はあっても、表現者との「共有」は難しいのです。
よく、「スポンサーを探す」「ニワンゴに協力を頼む」等の提案もなされるのですが、以上の理由から、あくまで有志のみで進めたい。

以前、「企画を手伝うのは難しいが、お金を出したい」とのコメントがあったのですが(真意のほどはわかりませんが)、同じ理由から、お金に関してはすべて各々の「手弁当」がいいかと思っています。(お金=発言権みたいな性格もありますし。)


また随分と大仰な話になっていまいますが、著作権についてです。

そんなことは無いと思いますが、もしも、仮に、万が一、、、、書籍化等があったならば、その利益はニワンゴさんに譲ろう、そのお金で放送枠を増やしてもらおうぜ、なんて話をしました。
「ニコ生を通して集まった人間が、一緒に表現することで得られた利益ならば、ニコ生に還元するのが当然」これは皆さんも同意してくれました。
「放送枠増やせ」と、ただ言ってるだけじゃなくて、俺らの力で増やせたらカッコいい。もしそうなったら、その枠に『俺たちがメディアだ記念枠』とでも名づけてもらいましょう(笑)

それから、今回の企画は「一度きり」がいいと思います。
シリーズ化しないことで、そこに価値をつけられるし、参加者を増やすのにも「今回だけ」という文言は有効です。
そもそも、この手の自由意志的な集まりというのは、維持しようとすると往々にして変質します。(本当は例を挙げたいのですが、機会があったら今度放送で話します。)
もしも企画の継続を望む声があったなら、運営なり何なりが「商売として」やればいい。そんなふうに僕は考えています。

というわけで、大風呂敷を広げまくったわけですが、皆さんに覚えておいて欲しいことが一つ

本企画は、「僕の構想に皆さんが乗っかる」という性質ではない、ということです。
前述のように、本企画の最大の魅力は「有志による『なんの得にもならない』表現」であって、その企画自体、参加者がいないと実現不可能です。
アイディアや方向性といったものは、誰がだしてもいいし、作ってもいい。場合によっては僕なんていなくても構わないのです(発起人兼雑用係とでも思ってください)。

つまるところ、「マダオの」、ではなく「俺たちの」、まさに、俺たちのメディアなわけですね!。m9(`・ω・´)ビシィッ!!

おまけ

大言壮語ついでに、今日の本紹介に続いて、ネット発祥で書籍化された本を載せときます。

まず「共同幻想」のくだりの参考↓

改訂新版 共同幻想論 (角川ソフィア文庫)

改訂新版 共同幻想論 (角川ソフィア文庫)

「生産者」と「消費者」の関係性について↓(ニコ生を評して、放送でよく言う「プロシューマー論」とか)

第三の波 (中公文庫 M 178-3)

第三の波 (中公文庫 M 178-3)


以下、ネット発祥の本


説明不要↓

電車男 (新潮文庫)

電車男 (新潮文庫)

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これもドラマ化されました。mixi発祥

59番目のプロポーズ キャリアとオタクの恋

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・・・どうですか?
なんだか「新しいメディア」作れそうな気がしてきたでしょ?(笑)。それが「共同幻想」ですよ!w

次回は、「放送枠の増加は、喜ぶべきことなのか?」なんて書きたいと思います。あくまで予定ですが。