生放送で言ったような事

「正しい」と思う感覚

少し難しい読み物が恋しくなり、いつだったか神足裕司が書評していた、ジェームズ・メイヨール『世界政治』 という本を読んでみました。世界政治―進歩と限界作者: ジェームズ・メイヨール,田所昌幸出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2009/03/28メディア: 単…

カーニヴァル化する蒙昧①

さて、高校野球も終わりまして、いよいよ初秋といった感がありますが、皆様どうお過ごしでしょうか。平日の午前中は、仕事をしながらNHKラジオをよく聴いているのですが、この時期は高校野球の中継があるので、いつも聴いている「ラジオビタミン」がやっ…

「知らない話をするな」の感覚

「最近のテレビがつまらない」なんて話をよく聞きます。かくいう僕もその一人なのですが、考えてみると、僕が子どもの頃、父や祖父も「テレビがくだらない」なんて、よく言ってたような気がします。 彼らが「くだらない」と評していたのは、ミュージックステ…

夏休みの宿題・読書感想文のススメ

ファストフードが世界を食いつくす作者: エリックシュローサー,楡井浩一出版社/メーカー: 草思社発売日: 2001/08/09メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 145回この商品を含むブログ (130件) を見るルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)作者: 堤未果出版社/メー…

表現者は「オカシイ」のか?

殺し屋1(第4巻) (小学館文庫) [ 山本英夫 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 771円 10年位前にヤングサンデーで『殺し屋1(イチ)』というマンガが連載されていたのですが、当時『BURST』あた…

孤独な配信者の夢想

今週は殆ど配信しなかったので、久しぶりにガッツリ読書することができました。 「ニコ生の配信頻度を減らして、そのぶんブログ更新する」なんて宣言しておきながら、なかなか区切りがつかないでズルズルと読み続けてしまう。配信中毒を免れたと思ったら読書…

ニコ生遊歩者の眼差し

中二病っぽいタイトルにしてみました(笑)。 ニコニコ生放送のサービスが開始してから、はや6ヶ月。僕も半年にわたって配信してきたわけです。 ブログ開設当初の記事を見ていただいてもわかるとおり、配信を始めたころは、社会批評や政治学、哲学、文学、…

「政治家の政治性」から思ったこと

先日、日本郵政社長の進退問題とやらで、鳩山総務相が辞任されました。 僕は現実政治や政局といったものにあまり興味がなく、支持・不支持政党もないし、西川社長の進退について思うところも何も無いのですが、「正しいことが通用しなかったら潔く去るべきだ…

コンテンツの中で醸成される「文化」③

先日の告知の通り、大阪でのオフ会に行って来ました。 今回、オフ会の幹事をしてくださった放送主、コスケさん(http://ch.nicovideo.jp/community/co7043)のお宅に泊めていただいたのですが、よくよく考えてみると、これって結構すごい。 電話やメール、ス…

コンテンツの中で醸成される「文化」②

昨日の冒頭で書いた、大阪・梅田での「俺たちがメディアだ!m9(`・ω・´)ビシィッ!!・ニコ生ドラマ」企画オフ会議ですが、僕も含めて、関東からの参加者が4、5名いるらしいです。 さて、関西圏の参加者は何人来るのか?。「これなら関東でやればよかった」な…

コンテンツの中で醸成される「文化」①

オフ会以来の更新になります。サボっていて申し訳ありません(苦笑) 4月4日に開催した、ニコ生花見&バーベキューOFFですが、「来たい奴は来い!。参加表明、事前連絡不要!」という相当アバウトなものだったにも関わらず、9人も集まりました。 自分で企…

(笑)は最強ツール

「したらば掲示板」公式BBSがしたらばに移転しました。生ドラマ配信について、エンタメ企画全般について、皆様のご意見をお寄せください。まだ掲示板には書いてませんが、僕の関わる企画では 4月末 「生ドラマ」企画会議(関西オフ) 5月末 放送主、視…

「言葉狩り」なのか?、「アーキテクチャ」なのか?(3)

今日はサボらずに、更新しようと思います。ブログって、結構気力が要りますね。僕は放送に際して、簡単なレジュメ的なものを用意することもあるのですが、「言葉」での表現は比較的楽、という印象を持ちます。 論理的な話であれば、聞いている視聴者は、反芻…

「言葉狩り」なのか?、「アーキテクチャ」なのか?(2)

更新が遅くなって申し訳ありません。 2月14〜15日に、「ニコ生論壇」という企画をやらせていただきまして、その準備や宣伝などで、ブログにまで手が廻りませんでした。たかがネット上の企画と侮るなかれ。いざはじめてみると、放送主さんの勧誘、宣伝・…

「言葉狩り」なのか?、「アーキテクチャ」なのか?

当方、某所にて「ニコ生論壇」という企画をやらせていただいているのですが(某所って名前でてるがなw)、企画2回目にして、ようやく認知されてきたかなぁと実感しております。 僕のふとした思い付きから始まったことですが、積極的に立ち上げに協力してく…

相対主義の「絶対性」(4)

みなさんお待たせいたしました(拙ブログの更新を心待ちにしてくださるような、そんな人がいればですがw)。 なかなか更新できず申し訳ありません。いや〜、「毎日更新しようと思う」なんて言ってみたけれど、これって結構なエネルギーを必要としますね(汗…

相対主義の「絶対性」(3)

ある問題や事象に対して、客観的な見解の必要性を説く。 そんなことを考えながら放送を続けていたわけですが、最近ふと疑問を感じました。「客観的な見解が必要だ」という考え自体が、主観性を帯びているのではないか?。 お前は阿呆か?、と突っ込まれそう…

相対主義の「絶対性」(2)

さて、続きです。ある種のネットスラングと化してしまった「差別用語」は、本来矛先が向けらていた対象以外に向けられて、「侮蔑語」となります。 有り体に言うと、「誰々(人名)は××(人種や集団等)」という表現です。これがいけない。元々は「××(人種や…

相対主義の「絶対性」(1)

皆さん、はじめまして。某所で言論活動(笑)をやらせていただいているマダオと申します。今回、縁あってブログを始めさせていただく事になったわけですが、一体何を書いてよいのやら・・・。 とりあえず、当ブログを始めるきっかけとなった、生放送のまとめ…